令和元年12月4日、本年度第2回目となる施設見学会としてさいたま市にある「造幣局さいたま支社」と「鈴木酒造株式会社」をチャーターバスで訪問しました。

造幣局さいたま支社は、平成 28(2016)年10月に東京都豊島区からさいたま市に移転した真新しい施設で、主としてプルーフ貨幣という収集用の貨幣や通常貨幣、内閣府賞勲局より請け負っている勲章などを製造しています。見学ツアーではこれらの製造工程を見学用通路から見ることができます。ほとんどの工程が熟練の技を持つ技術者の方の手仕事によって仕上げられており、その精度の高さと製品の美しさに至る所で感嘆の声が上がっていました。また見学ルートに組み込まれている併設の博物館には、これまで発行された記念貨幣や勲章、オリンピック入賞メダル、古銭など約1,000点の興味深い資料が展示されていました。見学ツアーではツアーガイドの方から熱心なご説明を頂き、参加者から多くの質問が出され、製造技術や歴史への関心の高さが伺えました。

つぎに見学した鈴木酒造株式会社は、日光御成道の宿場町として賑いをみせていた岩槻の地に、明治4年の創業から伝統の酒づくりを今に伝える酒造です。その品質の高さで鑑評会などで数々の賞を受賞するとともに、ネット通販をいち早くはじめたり、展示資料館やレンタルスペースとしてのギャラリーをを設けるなど、斬新な経営手法で注目を浴びています。展示資料館では、他ではあまり見ることができない数々の歴史的な道具をはじめ、後世へ語り伝えるべき貴重な資料を見学することができ、また現代の酒造りについてもご説明をいただきました。最後に売店でお酒やお菓子を買い求める姿もあり、それぞれ満ち足りた気分で帰路につきました。

当日は、天候に恵まれ、渋滞もなく順調に運行し、ほぼ計画通り施設見学会を終了することができました。また、チャーターバスが横浜駅東口に到着後、17:30より懇親会(異業種交流会)を開催しました。多くの方にご参加をいただきありがとうございました。

○当日参加者
         会員企業   顧  問   短大校職員 
 施設見学会   13名     2名      3名
 懇 親 会    8名     1名      4名