平成30年6月28日、本年度第1回目となる施設見学会は、横浜市金沢区にある「海洋研究開発機構(JAMSTEC)横浜研究所」と「横浜シーサイドライン車両基地」を参加者22名で訪問しました。
JAMSTEC横浜研究所は、新杉田駅から徒歩約13分の所に位置する、文部科学省所管の国立研究開発法人です。スーパーコンピュータ「地球シミュレータ」を駆使し、地球環境予測などのシミュレーションを行い、地球温暖化などの研究を行っています。また、地球環境に関する観測データの情報を収集、管理しています。
当日はスーパーコンピュータのメンテナンスのため、実機の見学はできませんでしたが、模型を使って研究成果の説明を受けました。また、地球表面のシミュレーションを可視化する半球スクリーンの見学、研究活動の映像視聴、深海の水圧を目の当たりにすることができるカップラーメンの容器を用いた水圧実験など、興味深い実演をいただきました。
横浜シーサイドライン車両基地は、並木中央駅から歩道で直結した敷地内にあり、車両の整備や運行管理を行う集中管理施設です。司令所と言われる運行管理施設では、2~3名の職員が、新杉田駅から金沢八景駅を結ぶシーサイドラインの無人の全駅をモニター画面で監視し、安全を確保しながら運行管理を行っていました。また、運行管理装置には、あらかじめ運行ダイヤが登録されており、無人車両の進路設定や発車時刻等が制御され、ダイヤどおり運行される様子が映し出されていました。さらに、車両基地では、車両の構造とその安全対策についての説明を受け、参加者全員興味深く耳を傾けていました。
当日は、厳しい暑さにも関わらず、計画通りの予定時間で施設見学会を終了することができました。多くのご参加をいただきありがとうございました。
次回の第2回施設見学会は、11月頃を予定しております。
●JAMSTEC横浜研究所
●横浜シーサイドライン車両基地
(見学概要)
「JAMSTEC横浜研究所」のWebへ
海洋研究開発機構「JAMSTEC横浜研究所」は、地球環境情報に関するデータセンターの役割を担い、研究・観測活動で得られた様々なデータを集約、電子情報として管理し、最新の研究成果を広く一般に提供している国立研究開発法人です。今回の見学では、世界最高性能レベルのスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」を駆使し、地球環境予測、地球内部ダイナミクスなどのシミュレーションの研究開発施設などを見学する予定です。
「横浜シーサイドライン車両基地」のWebへ
「横浜シーサイドライン車両基地」は、新杉田駅から金沢八景駅間の工業団地やレジャー施設等を結ぶ横浜シーサイドラインの並木中央駅に隣接した車両基地です。今回の見学では、全車両がコンピュータ指令により管理された無人運行システムの仕組みや、実際の車両整備の様子、車両の構造、安全対策などを見学する予定です。
以上