平成30年3月12日(月)に産業技術短期大学校主催、職業能力開発推進協議会共催による第29回グッドヒューマンネットワーク講座を開催しました。
グッドヒューマンネットワーク講座は、主に産業技術短期大学校の学生を対象に開催する講座で、一般教養的な知識や社会人としての素養、先端先進のトレンドな技術など、学生が今後、幅広く必要となる内容について、実際の現場で活躍する外部の講師を招いてお話を伺う講座です。
第29回目となる今回の講座は、落語家の三遊亭楽麻呂師匠をお招きし、「話し方のコツ」と題してお話をいただきました。
三遊亭楽麻呂師匠からは、プロの噺家のテクニックとして、高座では、本題の落語に入る前に聞き手の心をほぐす目的で「まくら」があり、また、聞き手を引き付ける目的で、話の強弱や速度を微妙に変えるなど、聞き手の反応を見ながら対応している例をご紹介いただきました。
また、これから本格的な就職活動に望む学生に対しては、面接時の話し方のコツとして、①慣れること、②準備をすること、③話の組合せ・順番・流れを意識することの3点について、具体的なアドバイスをいただきました。そして何より、話す際の笑顔が相手に好印象を与えることなど、実践的なテクニックをご指導いただきました。
今回のグッドヒューマンネットワーク講座は、産業技術短期大学校の大教室(約200名収容)に高座を設け、産業デザイン科の学生が卒業制作で作成した金屏風を設置してご講演をいただきました。
プロの噺家の技を目の当たりにした、あっという間の90分間でした。たいへん貴重なご講演をありがとうございました。学生、職員一同より感謝申し上げます。
以上